接続情報(既定値)
サーバ(ホスト名)
vmail3.freedom.ne.jp
エンドポイント
/Microsoft-Server-ActiveSync
ポート/暗号化
HTTPS 443(必須・証明書は Let's Encrypt)
ユーザー名
原則 メールアドレス(または SASL 認証ユーザー 方針に合わせる)
パスワード
メール(IMAP)と同一のパスワード
ドメイン
空欄(未入力)
説明(任意)
例:Freedom Exchange
※ 運用ポリシーで「SASL 認証ユーザー基準」を採用している場合は、そのユーザー名を iPhone の「ユーザー名」に入力してください。
iPhone の設定(iOS 17/18)
1) アカウント追加
- 設定 → メール → アカウント → アカウントを追加。
- 一覧から Microsoft Exchange を選択。
図1:アカウントを追加を開く
2) 基本情報の入力
- メール:あなたのメールアドレス(例:user@freedom.ne.jp)
- 説明:任意(例:Freedom Exchange)
- 次へ を押し、「手動で構成」を選択
図2:手動で構成 を選ぶ
3) サーバ詳細
- メール:同上(自動入力されます)
- サーバ:vmail3.freedom.ne.jp
- ドメイン:空欄
- ユーザ名:メールアドレス または SASLユーザー
- パスワード:メール(IMAP)と同じ
- 右上の 次へ を押す
証明書警告が表示された場合は、証明書の詳細を確認し、freedom.ne.jp の正しい証明書であることを確認して続行します。
図3:サーバ = vmail3.freedom.ne.jp、ドメイン = 空欄
4) 同期項目の選択
- メール(必須)をオン。
- 必要に応じて 連絡先 / カレンダー / リマインダー もオン。
- 保存 で完了。
メールの保持期間は 設定 → メール → アカウント → (Exchangeアカウント) → メール同期 で変更できます。
図4:メール は必ずON。他は任意。
接続テスト
- Safari で https://vmail3.freedom.ne.jp/Microsoft-Server-ActiveSync にアクセスし、401/認証必須 が表示されればエンドポイントは生きています。
- テスト用に自分宛へメールを送信し、受信がプッシュで数秒以内に到着するか確認。
OKの目安:Wi-Fi/5G どちらでも新着が 10 秒前後で反映。
よくある質問/トラブルシュート
「アカウントを確認できません」になる
- ユーザー名は メールアドレス全体 を推奨(SASL 方針の場合はそのユーザー名)。
- ドメイン欄は 空欄 にしてください。
- サーバは vmail3.freedom.ne.jp、ポート 443、SSL 有効。
パスワード変更後に受信しない
iPhone 側のアカウント設定で新パスワードを再入力してください。サーバ側(Dovecot)の認証ログに失敗が出ていないかも確認。
バッテリー消費が多い
設定 → メール → アカウント → データの取得方法 で、プッシュ は維持しつつ メール同期期間 を短めにする、不要なフォルダのプッシュを停止する等を検討。
自動検出(Autodiscover)について
本環境は /Microsoft-Server-ActiveSync 直指定を案内しています。Autodiscover を使う場合は DNS と Web 側の設定(autodiscover ホスト・XML 応答)が別途必要です。
セキュリティ(デバイスポリシー/リモートワイプ)
Z-Push の Provisioning を有効化している場合、デバイスポリシー適用やリモートワイプが可能です。運用ポリシーに従って管理者へ依頼してください。
ネットワーク要件(管理者向けメモ)
- 公開:vmail3.freedom.ne.jp:443(TLS)に /Microsoft-Server-ActiveSync を公開。
- PHP:Z-Push(PHP)実行環境。FastCGI(PHP-FPM)でタイムアウトを十分長く。
- バックエンド:Dovecot IMAP(IMAP IDLE 有効)。
- ログ:/var/log/nginx-access.log または /var/log/httpd-access.log、Z-Push ログ(/var/log/z-push/)。
ZipCloudMilter とは独立運用。Milter 側の添付変換には影響しません。