迷惑メール対策 Rspamd AI分類 運用・学習

迷惑メール対策(Rspamd+AI)
「遮断」だけでなく「仕分け」も自動化

ZipCloudMilter のメールシステムでは、Rspamd が高精度な迷惑メール判定を担い、AIサーバが「通常 / 広告 / 迷惑」などの分類を補助します。
これにより、誤判定の調整や“広告だけ分ける”といった運用がしやすくなります。

全体フロー(受信→判定→仕分け→学習)

メール処理 Rspamd判定 AI分類/学習 運用で改善
受信(Postfix / Dovecot) メールを受け取り、検査へ Rspamd(判定) スパム/ウイルス/スコア ルール・RBL・学習等 AIサーバ(分類) 通常/広告/迷惑 を補助判定 曖昧なケースを“仕分け” メールボックス INBOX / Junk などへ 自動振り分け 学習(運用で改善) ユーザーの操作(迷惑/非迷惑/広告)を元に、Rspamd学習・AI学習を継続して精度を向上
考え方: Rspamdは「遮断・隔離」を得意とし、AIは「迷惑/広告/通常の仕分け」を得意とします。
2つを組み合わせることで、誤判定を減らしつつ、運用に沿った分類を実現できます。
🛡️

Rspamdの役割(強み)

  • ルール・スコアリングで高精度判定
  • RBL/URL/添付/メタ情報など多角的に評価
  • 学習(spam/ham)で継続改善
  • アクション(reject/add header/quarantine)で運用に適用
🧠

AIサーバの役割(強み)

  • 「広告だけ分けたい」など細かい分類に強い
  • 曖昧なメールの補助判定(ヒント)
  • 運用データ(ラベル)で継続学習しやすい
  • ルール化しづらい“文面の癖”を拾える

運用イメージ(現場に優しい)

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自動で振り分け

通常はINBOX、迷惑はJunk、広告はPromoなどに分離(方針に合わせて調整)。

誤判定を直すだけ

ユーザーは「迷惑/非迷惑/広告」を直す操作だけ。学習に反映。

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徐々に精度が上がる

運用データが溜まるほど、自組織に最適化された判定へ。

ポイント: “ゼロから完璧”ではなく、運用しながら自組織に最適化していく設計です。

まずは無料で体験

メール運用に自然に馴染む「リンク化」と「分類」を体感できます。